が間に当に久合わ




次の日テジャンは昼少し前に戻られた

凍傷は見た目ではさほど目立つ事は無かったが、やはり全身に受けられたと云うのが身体には負担が掛っているようで、なんとなく動きが何時もより鈍いように思われた

直ぐにプジャンと共に御前に上がられる成立香港公司準備をしている時にドチ尚宮がウダルチ兵舎までお出でになり、テジャンのお部屋へと向かわれた

後でプジャンに聞いたのだが、王様より二日間の兵舎による謹慎をお受けになったらしい。)

これもプジャンが言っていらっしゃったのだが、王様の御配慮であと二日間は身体を休めるようにと言うことらしい。


俺はその様子を見てからクッパ屋へ今日も何も持たずに向かった

相変わらずジホは槍の手入れをして俺を待っていた

「お、今日は少しゆっくりのご登場だなぁ。ヨンが帰ったのか?」

「そうだ、お前知ってるんだろう?」

「そりゃあ知ってるさ。ヨンに就いて動いていた兄ぃ達がお疲れで帰って来たからな。」

くるくると両手の中で槍を回し出す。

槍がヒュンヒュンと音を出す

「お前よくも座ったままで槍を回せるな」

ジホは少し高くなった欄干に座って俺を見下げながら槍を回してる

「慣れだよ、慣れ。赤ん坊の頃から槍持ってんだぜ?この位当たり前だ。」

そう聞くと改めてジホの槍が他とは軍を抜いて上手いのが納得行った

「お前も俺にやらせてる様な運動やってんのか?毎日。」

「え?俺?やらねえよ?」

は?じゃあ俺は何で毎日やってんだ?

「だから言ったろ?この運動をさせろと云った奴が上にいるんだよ?」

「それは一体誰だ?」

もう、いい加減付き合いきれん。

少し声を荒げてジホに問う

「…トクマン、本当に分かんねぇの?お前、頓馬だなぁ」

はははと笑うと、この場を去って行こうとする

「ジホ、まだ話は終わっておらんぞ!」

「俺はお前と長話する暇は実はねぇの。新しい仕事が入ったからな。あの運動、朝、昼、晩一揃いでやっとけよ?あ、それから、明日からは此処に来なくて良いからな?兵舎の方でやってくれよ。」

それだけ畳みかけるように言うとジホは素早く動きでその場を離れて行った

その時ポンと肩に手を置く者が居た

俺に気取られず、背後から肩に手を置いたのはマンボ姐。

やはりスリバンは侮れん

「まぁ、そう言うこった。三日分の代金はしっかり戴くよ?」
あのジホやマンボ姐の口振りでは、恐らく俺がジホに頼みに行った時も実はもう何もかも知っていたんじゃないだろうか?

そして、その何者かがスリバン達に命を出した所に俺はホイホイやってきた訳だ。

で、その計画通りに俺はジホに槍を教えて貰いにクッパ屋へ通う。

俺も知っててスリバンにも繋がっている者。

プジャンは自分は知らぬと云うておられたので、それは本当だろう。

そうなると、どうしても、もうお1人しか存在しない。

しかし何故あの方はスリバンに頼んでこんな茶番までさせて時間を稼がせたのだろう。

たった一言で済む事だ。

それをスリバンに伝達させれば、俺は必ずあの方の命であれば聞くのだ。

それは知っていらっしゃる筈だ。

テジャン、一体何を想ってお出でなのですか?

俺は如何すれば良いのだろう

やはりジホが言っていたようにあの運動をテジャンの謹慎が解けるまでやり続けているべきなのだろう。

そして、直接お聞きしなくてはいけないと云う事なのだろう、多分。

テジャンは謹慎を言い渡されてから本し振りに丸二天然貓糧日間食わず、飲まず、出さずで寝倒された。

三日目の朝、プジャンが様子を見に行かれると既に身支度を整えられ三日ぶりの食事に向かわれたのだった。

余りにも朝も早く起きていらっしゃったので、朝餉の用意なかった様だが、それでも何とか食事も済ませられ、王様の元へ向かわれた

王様との謁見が終わってお戻りになったら、どういう事なのか聞いてみよう。

御恐れ多い事だが、テジャンの行動が余りに判らなさすぎる。

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